回転させての印刷方法

シャンプーボトルや化粧品の容器などに、シルク印刷をする作業工程です。
間隔や全長サイズもワークサンプルに合わせる事が出来て、回転印刷をされる工場には必需品です。
印刷機械の正面に取り付けて、作業する方は右手でSET,左手で取り出しての作業内容です。

アニール治具(反りを矯正する治具)

プラスチックは成型しり時期や気温によってその大きさが変化します。
それに伴って、反りやねじれが出たり2次加工の前に出来るだけ図面通りのサイズに戻さなくてはいけません。
一定の圧力をかけて、成形品を押し付けて(逆反り)作業が出来る治具を、矯正治具といいます。
成型条件を変えて整えられれば良いのですが、矯正治具を使用する事により手軽に正しい形に出来ます。

持参された圧入装置を応用。

工場の片隅に転がっていたと言う”エキセン”装置を使用して、金具の嵌め込み治具を製作しました。
手作業では、圧力が足りないしかと言って大型のエアシリンダーは価格が高いし・・・。
と言う事で、先様の工場に転がっていたエキセンを応用して、圧入冶具を製作し作業の軽減をする事も
出来て、喜んで頂きました。
現場のパートさんにも喜んで頂いて、三方良しの治具製作となりました。

サンプルをバキュームで吸い上げる治具

細かなサンプルを、バキュームコンバムとバキュームパッドを利用して取り出すパーツです。
まず、サンプルに大きさを合わせてバキュームパッドの選定をします(外径等)。
その重さにもよりますが、吸入出来る吸入力を考察してパッドの充てる位置を確認します。
多数子取りでピックアップ出来るようになり、現場作業の軽減に繋がり量産数も上がる事になります。

少しのアイデアや現場での工夫をする事で、不良率も下がり日産の生産数も上昇!。
冶具を駆使する事で、現場の改善も出来て効率も上がる事になりました。

ブローボトルの印刷工程

通常の成形品では、シルク印刷やパッド印刷と言う工程ですが、ブローボトルの側面に印刷するには、
ボトル自体を回転させて印刷します。もちろんブレや動きが有れば印刷文字や柄に滲みやカスレと
言う症状が発生してしまい、不良品となってしまいます。
サンプルワークを完全に固定して、正確に印刷する為にも”治具が必要となります。
男性用化粧品やサプリメントが流行り、ブローボトルのデザインや品数も多くなり
業界は忙しくて協力工場を探してもなかなか見つからないとか!?。

真鍮ローレットの熱圧入装置

基盤プレートの固定用のローレットを熱圧入する作業工程の装置です。
作業者は、プレートにローレットをSETして作動スイッチを操作するだけ。
あとは、装置が下降・熱圧入作業をして組み立てて行きます。
単品作業ならハンダやドリルスタンドなどでも可能ですが、本数が多くなると
作業内容も複雑になり、精度も要求されるので装置化するのがお勧めです。

2018新年

明けましておめでとう御座います。
今年もよろしくお願い致します。

メヂィアでは、好景気と言われながらもその状況の気配を感じませんでした。
各地で行われる勉強会などでも、”大廃業時代の到来”などとうたわれて
物創りの製造業が苦境に立たされている現実・・・、その中でも本物や
技術に特化した製造業は、確実に地に足付けて頑張っています。
当社も、形だけの治具造りではなく、現場の声を反映した治具の製作に
今年も頑張る次第です。
良い会社、良い商品造りをしている会社は、まだまだ元気です!。
勝ちの連鎖を共有出来る会社には、今年も全面的に協力させて頂く用意も
社員一同意識していますので、どうぞよろしくお願い致します。

                          笠井 啓司

男性用化粧品の商品

コンビニでも商品棚に多く並ぶ”男性用化粧品”の容器となります。
女性用に関わらず、化粧品容器やアプリメント用の容器も色々なデザインが
発売されて、ボトルの側面やキャップなどにシルク印刷の技術で
綺麗に印刷されていきます。
また、キャップ上面にはホットスタンプと言う箔押し技術での加飾で
商品化されていきます。

ボトルの側面に印刷する際には、軽く手で押してみて柔らかな厚みだと
スムーズな印刷が出来ないので、空気を入れて軽く膨らませた状態で
加飾されて商品化されていきます。

最近よくある強化ガラスへの印刷

スマホや携帯、あらゆる商品に取り付けられる強化ガラスの加工に使用されるパーツです。
アルミの部材に傷防止のゴム製のシートを張り付け、バキュームで引っ張りながら
2次加工の工程に使用されます。
その後、PAD印刷やシルク印刷を経て完成品となって組立ラインに向かいます。

プラスチック成型の金型

プラスチックのインジェクション成型時に、金属シャフトをSETしての成型が有ります。

何十秒かの成型時間を経て、金型解放してパーツを抜き取り、金属シャフトを手作業で

抜き取る工程での引き抜き作業用治具です。熱が抜けて温度が下がれば引き抜きにくく

なって現場作業も大変です。

そこで、出来るだけコンパクトな構造にした引き抜き冶具の登場です。

この様な降オリジナルな商品は、製造メーカーや組立工場によって全く違った物になるので、

現場の要求をリアルに受け止めて、形にするのがプロの治具屋の仕事となります。

現場作業の改善にも繋がり、担当者からは楽に作業が出来るようになったと喜ばれました。