成型品の中から金属シャフトを引き抜きます。

プラスチックの成型時に、金型の中に金属を入れた状態で成型される作業工程が有ります。
成型して取り出した後、作業員の方が両手で引き抜いたりしていますが、作業が遅くなると
樹脂が冷めて引き抜きにくくなる事が有ります。
そこで、治具の登場です。
作業員の方が、多少時間が掛かってもサンプルワークを固定して、ハンドバイスで金属シャフトを
テコの原理で引き抜いてしまいます。

ただ、組み立てるや嵌め込むだけではなく、引き抜く作業も治具化すれば現場作業の軽減となります。
工場や身の回りの作業で困っておられませんか??。

何かの前兆・・・。

久々に大きく揺れました。
大阪で震度6弱と言う事でしたが、神戸の時の地震と同じクラスですね。
常日頃から備える事も大事ですが、あの揺れの中はやはり緊張するものです。
お陰様で当社社員、機材、建物の被害等は無く、通常通り作業させて頂いております。

エアリークテスト

簡単に言えば、空気漏れを検査するテストです。
空気圧をかけて、メーター数値が下がればどこかの部分で空気が漏れるような穴やヒビが有るという事です。
見た目ではなかなか解らない不良個所も、空気の圧力で検査すると良否の判定が出来ます。

溶接治具

プレスした金具を溶接して貼り合わせる為の治具プレートとなります。
仮に合わせただけでは、溶接作業の時の圧力で貼り合わせ位置がずれてしまい、良品が取りにくい
作業内容となってしまいます。
そこで、位置を固定しての溶接となる様に専用の治具を製作しました。

回転させての印刷方法

シャンプーボトルや化粧品の容器などに、シルク印刷をする作業工程です。
間隔や全長サイズもワークサンプルに合わせる事が出来て、回転印刷をされる工場には必需品です。
印刷機械の正面に取り付けて、作業する方は右手でSET,左手で取り出しての作業内容です。

アニール治具(反りを矯正する治具)

プラスチックは成型しり時期や気温によってその大きさが変化します。
それに伴って、反りやねじれが出たり2次加工の前に出来るだけ図面通りのサイズに戻さなくてはいけません。
一定の圧力をかけて、成形品を押し付けて(逆反り)作業が出来る治具を、矯正治具といいます。
成型条件を変えて整えられれば良いのですが、矯正治具を使用する事により手軽に正しい形に出来ます。

持参された圧入装置を応用。

工場の片隅に転がっていたと言う”エキセン”装置を使用して、金具の嵌め込み治具を製作しました。
手作業では、圧力が足りないしかと言って大型のエアシリンダーは価格が高いし・・・。
と言う事で、先様の工場に転がっていたエキセンを応用して、圧入冶具を製作し作業の軽減をする事も
出来て、喜んで頂きました。
現場のパートさんにも喜んで頂いて、三方良しの治具製作となりました。

サンプルをバキュームで吸い上げる治具

細かなサンプルを、バキュームコンバムとバキュームパッドを利用して取り出すパーツです。
まず、サンプルに大きさを合わせてバキュームパッドの選定をします(外径等)。
その重さにもよりますが、吸入出来る吸入力を考察してパッドの充てる位置を確認します。
多数子取りでピックアップ出来るようになり、現場作業の軽減に繋がり量産数も上がる事になります。

少しのアイデアや現場での工夫をする事で、不良率も下がり日産の生産数も上昇!。
冶具を駆使する事で、現場の改善も出来て効率も上がる事になりました。

ブローボトルの印刷工程

通常の成形品では、シルク印刷やパッド印刷と言う工程ですが、ブローボトルの側面に印刷するには、
ボトル自体を回転させて印刷します。もちろんブレや動きが有れば印刷文字や柄に滲みやカスレと
言う症状が発生してしまい、不良品となってしまいます。
サンプルワークを完全に固定して、正確に印刷する為にも”治具が必要となります。
男性用化粧品やサプリメントが流行り、ブローボトルのデザインや品数も多くなり
業界は忙しくて協力工場を探してもなかなか見つからないとか!?。

真鍮ローレットの熱圧入装置

基盤プレートの固定用のローレットを熱圧入する作業工程の装置です。
作業者は、プレートにローレットをSETして作動スイッチを操作するだけ。
あとは、装置が下降・熱圧入作業をして組み立てて行きます。
単品作業ならハンダやドリルスタンドなどでも可能ですが、本数が多くなると
作業内容も複雑になり、精度も要求されるので装置化するのがお勧めです。